この年までは3日間開催だった

MUSIC FOR ALL, ALL FOR ONEはなんとか開催されていき、2013年に三度目の開催が決まります。ただこの頃になるとイベントがどのような趣旨で開催されているのかが見えなくなっている、といった印象が垣間見られます。東日本大震災で疲弊した日本を元気にする、ということから始まったイベントでしたが、その後の経過を見ると賑わいを見せていたという風には感じられない。大好きなアーティストが出演していれば楽しいかもしれませんが、普段聞かないアーティストの楽曲など聴いても興味を示す人はさほど多くない。

ここが音楽イベントの難しいところかもしれません、なにせこのイベントは音楽のジャンルが多種多様する過ぎるが故に、特殊すぎるという問題点も挙げられる。歌手の名前は知っていても、その人の楽曲を一度でも聞いているかどうかの差はかなり開くはずだ。クリスマス開催から2日程時間をずらしたのも何かしら原因はあったと考えられる。

ただこの頃になるともう元気にするという意味合いすらなくなって、ただ馬鹿騒ぎをするだけのイベントといった雰囲気になっていったという印象が否めなかった。その理由としても、出演しているアーティストがこれといって、そうしたクリスマスを熱唱する名曲を持っている人ばかりではなかった。

アーティストの傾向として

どんなライブでも常連となるアーティストというものは出てくるものです。それはこのMUSIC FOR ALL, ALL FOR ONEにしても例外ではない。開催初年度から連続で出演している歌手もいれば、今年になって初出場が決まった人もいる。顔ぶれを見て思ったのは、クリスマスと全く関係ない人もいるなぁ、という点だ。

出演アーティストの一覧

12月21日 出演歌手
12月22日 出演歌手
12月23日 出演歌手

見てもらうとわかるが、色々な意味で話題を振りまくような方々が出演している。

加藤ミリヤさんとMay Jさんに至っては初年度の2011年時から参加している点を思えば、最早常連と言っていいでしょう。上記に記したアーティスト以外にも出演している人はいましたが、主だった出演者はこのようになっている。正直な感想を言わせてもらえば、もうクリスマスも何も関係ない、そして被災した人々に元気を与えるという名目すら形骸化したとすら感じられる構成だ。

一貫性がないことを

音楽イベント、それこそ多数のアーティストが出演するもので成功するケースはあるのか。あるといえばある、しかしこのMUSIC FOR ALL, ALL FOR ONEのようにレーベルの壁を飛び越えたものではない、1つのレコード会社に所属しているアーティストたちといった括りの中でだ。そうなれば多少なりとも曲に詳しくなくても、同じレーベルというブランドで興味を示せるといった事は示せます。

ですがイベントの中にはもう飽きてしまい、途中で帰るという人も少なからず見受けられることがあった。すでに開催してから10数年という時間が経過している大型イベントながら、オオトリであるアーティストが出演する時には、観客席で退席する人が歌唱中に多く見られたといったハプニングが一時期騒がれた程。多くのアーティストが出演しても、目当ての歌手が出てくればそれでもう終わり、といった風にみなす人はいるものだ。

それこそこのMUSIC FOR ALL, ALL FOR ONEのようにクリスマスとなんら縁のない、お祭り目的で出演しているアーティストの姿が残念ながら何組か見受けられる。趣旨を外れたイベントというのは、あまり功績は長く続かないものだ。

2015年以降は開催していない

不人気だったかどうか、また内情については定かではないにしても最後に開催した2014年で、翌年の2015年には開催されなかった。今年2016年にもしかしたら動きがあるのかもしれないが、あまり過度な希は持ちすぎないほうがいいだろう。

どういう理由がそこにあるかは定かでなくとも、一度でも開催が途切れてしまったら次回に繋がるものはないため難しいところだ。ただ、クリスマスと重なって時期にそぐわないお祭りをするよりかは、ひっそりと静かに終焉するだけマシなのかもしれません。