初年度はまさにクリスマスにて

MUSIC FOR ALL, ALL FOR ONEのイベント、その歴史を遡って行くと2014年に開催された際には12月20日・21日となっていますが、初年度の2011年では23日~25日とまさに生誕祭と降誕祭が行われている真っ最中に行われた。こう言ってはなんだが、宗教的な意味合いからすれば喜びをわかちあうという感情になれる人はあまりいなかったと思われる。またキリスト教信者にとって一年の中でこの期間ほど重要なものはないので、参加する人はほとんどいなかったはずだ。参加している人の中にはキリスト教を信奉しているという人もいるでしょうが、本物の信徒を目の前にすれば何をしているんだと言われるかもしれませんね。

イベントの趣旨が暗くなった日本を明るくするためにと思ってのイベントですが、神の子が生まれたとされる日だとすればあまり手放しで騒ぎ立てるのも良くないだろう。宗教観に乏しく、多宗教としてその歴史を変遷させ続けている日本だからこそ出来る行事だ。海外の人に言わせれば体よく利用しているだけだと軽蔑されたりしても、仕方のない事です。やはり企業主催ともなると収益を目的にしているため、よりにもよってこの日にする必要があるのだろうかと疑問が湧くかも知れません。利益を最優先にすると、宗教上尊ぶべき日であってもお金に還るものとして扱われてしまうのは悲しむべきことだ。

ですが実際に楽しみにしている人もおり、また開催企業も初年度とあって必ず成功させたいという意思もあったので、力の入れようもやはり凄い。この年に出演していたアーティストもやはり音楽市場において有名と呼ばれる人々が参加した。

2011年時のイベント内容

2014年では二日間の開催行程でしたが、初年度である2011年は計三日間で様々なアーティストが出演している。それぞれの日程で主だった出演アーティストは次のようになっている。

出演アーティスト一覧

12月23日の部
12月24日の部
12月25日の部

ちょっと気になる点

出演しているのはやはりレーベルに関係ないようですが、イベントを主催している企業が実は2011年と2014年では変わっている。2011年では大手コンビニのローソンが、2014年ではカード会社のアメリカンエキスプレスというので、どうして企業が変わったのかという理由を紐解くときな臭い話がわんさかありそうだ。

慎ましやかに行われながらも、一年で最も特別なクリスマスという日を祝い合うキリスト教からすれば日本のこうしたイベントに疑問を持ちたくなる。理由は正当性を持っているように見えますが、時期的に見るとクリスマスに、キリストなど関係ないただの祭りを開くなんてという思いになった人もいたかもしれません。日本人からすればそんなの関係ないと言えなくもないが、日本のすることが理解できないという外国人は少なからずいそうだ。

イベント自体の内容として

クリスマスと被るイベントになった初年度、クリスマスには音楽で日本を盛り上げようという心意気は感じられる。しかし元気になることがキリスト教的な喜びを分かち合うといった方向になるかは、別問題だ。それこそキリストの生誕祭を祝してイベントで歌手たちが歌う楽曲はそういう物があるかといえば、含まれていないのがほとんどだ。クリスマスに関連した曲を歌っている人もいますが、生誕祭で利用される『クリスマス・キャロル』とはいえないでしょう。

日本のクリスマスは恋人同士で過ごすと、いつからか定義された。子作りをする日だとすら言える改悪にキリスト教信者の中には何を持ってしてそんなことを、と嫌悪している話も耳にします。開催の名目としては立派なものでしたが、24日・25日という日に開催するという日程には無理があったのかもしれません。次の開催から、意図的に避けているようにクリスマスを避けてイベントの開催が行われるようになった。