日本のお祭りはまだまだ終わらない

クリスマスを過ぎれば年末年始、そうすれば一通り街も人も落ち着きを取り戻す、事はありません。それこそ21世紀に突入した2000年代になればなるほど、例え大晦日だろうと元日だろうと関係なく、騒いでいるものだ。特に年始でいえば最早飲食店は当たり前のようにオープンし、コンビニも24時間関係なく営業を続けている。これも言ってしまえば外国からすれば信じられない光景であると同時に、助かるとも考えているかもしれません。筆者も飲食店で働いている際には、年末年始だろうとなんだろうと関係なく働かされていたものだ。そして年始はもう鬼のような忙しさを経験しなければならないため、休む暇さえない。流石に大晦日はお店で年越しというカオスな展開を迎えたことはないにしても、シフト的に入りたがらない人が多すぎるので常に入らざるをえない状況だった。

忙しなく年を超えた後も、元日にを過ぎれば初売りセールが始まってこれまた狂喜乱舞といった具合に万札が飛び交います。ほとばしる汗は情熱という名のむさ苦しさを撒き散らし、街は人混みでうめつくされて軍隊アリに蹂躙されるような思いを毎年経験しているものだ。

そんな暑苦しさは音楽イベントでも行われている。それこそクリスマスを過ぎて年末年始こそが本番と言わんばかりにです。MUSIC FOR ALL, ALL FOR ONEのような多数のアーティストが出演するイベントが年末の幕張メッセにて開かれている。イベント名を『COUNTDOWN JAPAN』と呼ぶ、JAPANロックミュージックの祭典だ。

どうせただやかましいだけの世の中をディスっている楽曲が中心なんだろうと、何そのカオスなお祭りは、的に見ている人もいるかもしれません。ロックという音楽の起源は元は世の風刺を思い描いた過激さから生まれたものですから、好き嫌いはかなり分かれそうだ。ただこのCOUNTDOWN JAPANについて言えば、形式的には夏に開催されるロックフェスを想像してくれればそれでいい。このフェス、ロックミュージックファンなら実は定番イベントとして、毎年多くの集客を実現させていた。

イベント概要

こちらのイベントは2003年から開催がスタートし、現在まで続けられている超有名なフェスになる。知る人はちゃんと知っていて、知らなくてもその筋に精通していないと耳にしていないこともあるのは仕方がない。ただあるアニメで夏フェスがテーマとして取り上げられると、わざわざ聖地巡礼という名目で夏フェスに参加する人がいるから凄い。メディアなどで報道されれば知名度が上がって人も多く呼び集めます。そうでなくても開催から12年という時間、継続的に行われている点を考えれば人気の高さも頷けるはずだ。

そんなフェスだが、実は開催初年度と昨年2015年にて開催されたものとを比較すると開催日程が増えたり減ったりしているのです。元は3日間の開催だったのが、4日間に変更されたりして、最終的に一日増えて4日間の工程で現在も行われている。

その変遷をまとめてみると、このようになる。

開催日時 開催期間
2003~2006年 12/29~12/31 3日間
2006年(東京限定) 12/29~1/1 4日間
2007年 12/29~12/31 3日間
2007年(東京限定) 12/28~12/31 4日間
2008年 12/29~12/31 3日間
2008年(東京限定) 12/28~12/31 4日間
2009~2015年 12/28~12/31 4日間

人気が高いからこそ

ばらつきがあるように見えて、更に一時期は東京だけが4日間の開催期間を設けていた時期があります。2006年には年越しした後の元日にイベント開催というあまり見られない日程が確認されているのを見ると、試験運用の段階で利便あるかないかの天秤が図られていた。結果的にフェスは毎年来場する人の数も増していき、イベントに参加する人たちの多さも2003年と2014年という最初と一昨年の開催日を比較するだけでも、大きく推移しています。

どのくらいの人が来ていたのかというと、

このようになっている。11年の間で13万人程度の増加、つまり毎年少なくても12,000人程度来場する人が増えている計算だ。恐らくMUSIC FOR ALL, ALL FOR ONEもそのようになれば良いと思われていたのかもしれませんが、結果を見てもそれだけの成果を上げることが出来なかった。このロックフェスに関して言えば、それだけ懇意なファンが集っていると同時に、ライブイベントの趣旨などがよく見えているからこそ愛されているのでしょう。

色々なしがらみはありますが、人気の高さだけで考えれば今の日本で親しまれている音楽イベントの中では高い人気を維持しているといえます。

こういうイベントの方が息が長い

MUSIC FOR ALL, ALL FOR ONEとCOUNTDOWN JAPANの違いとしては、レーベルが違っていても音楽のテイストは共通しているか否かというところだ。前者は今話題のアーティストをとにかく集めさせてイベントを成立させていますが、後者は主力としている音楽のテイストを統一させることで知らなくても同じように楽しめるのがウリとなっています。

人気の違いはこんなところだが、決定的でないより大きな差と言えそうだ。